介護レクリエーションが苦手という方は必見!レクを選び方を伝授!
介護の世界に入ってきた新入職員の皆さん。いきなり「来週レクやってもらうから」と言われた時に困惑しませんか?
恐らく多くの皆さんが苦手とされているであろうレクリエーション。正直に言うと私も苦手でした。何をすればいいのかと項垂れました。
では、そんなレクリエーションが苦手だった私がレクとはそもそも何のためにするのか、なにを基準にレクリエーションを選択すればよいのかというお話をしていきます。
レクリエーションの意義
そもそもレクリエーションとは、人の生活に欠かすことのできない楽しみを創造するというのが趣旨になります。
簡単に言うと、楽しい時間を過ごしてイキイキしていこうというところでしょうか?
つまりレクリエーションはただの余暇活動ではなく、『これが楽しみなんだよなぁ』と利用者が感じられるようなものでなければなりません。
しかし、年齢も性別も趣味・嗜好も違うとなると必ずしも全員にハマるわけでもありません。
では、どのような方法をとるのが良いのでしょうか?
レクリエーションの種類
まず、レクリエーションには大きく分けて、集団レクリエーションと個別レクリエーションの二つがあります。
名前からもご想像の通りそれぞれ対象への目的が異なります。
例えば集団レクリエーションの場合は、大人数で一つのレクリエーションを行う為、次のことに配慮する必要があります。
- 誰でも行えるもの
- 強制をしないこと
年齢差や体格差が大きく影響するものよりも、全員が平等なルール、条件で行えるものがいいでしょう。
また、あまりにも単純すぎると「子どもっぽいから嫌だ」と参加したくとも羞恥心から不参加ということもありますのでそこは注意です。
またこれが非常に重要なのですが強制してはいけません。楽しむためのものなので、本人が拒否を示すようなら無理強いは厳禁です。
では、不参加だった人は楽しめないのかというとそうではありません。そのような方々は個別レクリエーションなら参加するかもしれません。
利用者のタイプとレクリエーション
個別レクリエーションとは、集団レクリエーションに比べると少人数で行うことのできるものになります。
少人数になると一人一人により深くかかわることが出来る為、より自立度の高い方が参加される率が高くなるかと思います。
なお、ここでの注意点は
- 1つのものではなく様々なレクリエーションを用意すること
- 利用者同士の相性を考えること
人数が少ないからこそ、レクリエーションの幅は広くしていいと思います。
例えば少人数なら、外出することも視野に入れられるでしょうし、多人数よりも様々なシチュエーションが考えられます。
また、ここが難しい所なのですが、やはり好き好みが人間なので出てきます。
「この人苦手」というお話も出てくるかと思われますが、その場合は先輩職員などに助言をいただくのが良いかと思います。
人同士の相性は長くいる人の方が理解していますからね。
個人の趣味に合わせたものにすると共通の話題を持って利用者同士の会話や交友の輪が広がるのではないかと思われます。習字や絵葉書作りなどはよく目にしますね。
この二つの方法に利用者のタイプを分けると少しはどのようなレクリエーションを選べばよいのか絞れるのではないでしょうか?
終わりに
レクリエーションを選ぶ基準。大体理解出来ましたでしょうか?
あまり詳細に書かなかったのは、その場にいる利用者のキャラクターによってやることが180度変わるからです。
ですので、ここではあえてレクリエーションの種類ではなく、数あるレクリエーションの中から自分の施設の利用者にあったものを選ぶための方法の一部をお伝えしました。
漠然と「○○というレレクリエーションが面白い」という見出しをつけても読者の方々に当てはまらない可能性のほうが高いです。
私も現役の時には、どのようなことをするのがキャラクターに合致するのかということを念頭に置き、案を出していてレクの内容や種類はたくさん便利な本や情報が、こちらようにネット上に転がっているのでそちらを参考にしていました。
今回のお話が皆さんの力になれば幸いです。