介護士にパソコンスキルは必要なの?業務への活用事例とは!
介護を行う上で必要なものは介護技術や専門知識だけではありません。
どのような職種についても同じことが言えますが、主だった職に関するスキルだけでなく必ずそれに付随するものが必要になってきます。そのうちの一つがパソコンのスキルです。
何故パソコンのスキルが必要となるのか、それについて今回は触れたいと思います。
介護施設のパソコン事情
そもそも介護の仕事の中でパソコンを必要とする場面の多くは、利用者の一日の行動観察を記録するもので、今はほとんどがパソコンの記録用ソフトで賄われています。
書式は決まっているので基本的にパソコンで文字を打つ方法を知っていれば何も困ることはありません。
しかし、その他の書類に関してもパソコンで作成します。では他にどのような書類を作成するのかをいくつかご紹介しましょう。
どんなことに使うのか
例えば、施設にもよりますが年に一度くらいは専門知識を身に付けるための研修や、他の施設を訪問し見学するなどの機会があります。
勤務時間内で実施するのであれば大抵は、『研修報告書』『研修レポート』と言うような形でどのようなことを学んだのかを上司に報告し、他の職員に報告結果を発表するというところもあるかと思われます。
この際のレポートや報告書、発表に必要な資料等を作成する場合にパソコンを使用します。
また、その他にもレクリエーションを行う際の企画書の作成、出勤退勤の確認や、利用者の既往歴や個人データ等はパソコンで保管されていることが今はほとんどです。
勤務していた中で自分が良く使用していたのはワードですね。レポートや報告書はもっぱらワードで作成していました。
念のためにもう一度言いますが施設によりけりです、全ての施設がこのような環境とは限りませんが利用者の観察日誌は確実にパソコンを使用することになると思われます。
そして、もちろんゆっくりでも打ち込みが出来ればよいのですが、私自身はなるべく早く出来るようにすることをお勧めします。なぜかは次で…
早く帰ろう我が家へ…
何故、早く打てる方がいいのか?これは私個人的には誰も気に留めていないけれど、とても大きな問題だと思っています。
基本的に、先ほどの観察日誌を作成する時間は別途で存在しないからです。
これも施設によるかと思われますが、介護士の友人や先輩に聞きましたが今のところ一聞いたことがありません。
これはどういうことかと言うと、介護士が生活支援を終え、利用者が就寝され、ある程度落ち着いた時間からが日誌の作成時間となります。
それから次のシフトの職員が来るまでにはある程度日誌を完成させ、引き継ぎをしなければなりません。
さらに言えば職員は大抵、早めに出勤してその日の日誌をあらかじめ読む人がほとんどです。(その日何があったかを記憶しておくためですね。特異事項がないかどうかを確認しています。)
例え作るのが遅くて退勤時間を過ぎても残業代は大抵発生しません。無駄に施設にいるのは疲れますし、遅い時間の勤務なら早く寝たいと思いますよね(笑)
ですから、自分の為を考えるならさっと日誌を作成し、さっと帰ることです。
終わりに
前項で問題と言ったのは、この作業は職員のスキルに差がありすぎる為残業代をつけにくいということ。
何かトラブルで時間を取れなかったならもちろん残業代をつけるべきです(これも付けるケースは少ないらしいですが)
しかし、作成スピードが遅いために残業代をつけても他職員からバッシングが来るのは目に見えています。そのようなバッシング自体小さいなーと私は思ってしまいますが(笑)
しかし、そこは仕方のない事です。しかし、企業としてはこのスキルの差を埋めるために何か努力をしているのか?と言うところに私は疑問を感じるのです。
何か職員の教育を行ったうえでこのような問題が起こるならばそれは職員に問題アリですが、このような小さなところまで面倒を見るのが本来の企業であると思います。
(実際、施設内研修としてパソコンの使い方を指導するところもあるそうです)
といってもそれをしたくても出来ないところがあることも事実。
自分の身を守るには自分で動くしかないのです。少しでも早く帰宅できるようにスキルは磨いて損はなし!