介護士による介助!介助方法で違いがでるのは良い悪い?
「学校で習ったことと全然違う」「AさんとBさんで介助方法違う」違うことだらけですよね(笑)
何故このような違いが起こるのか。またそのような違いを自分はどう処理すれば位良いのか?処世術的な面もありますが(笑)そのような点についてお伝えします。
授業と何故違うのか
新人なら誰しも思います。ですが少し角度を変えると一発でわかります。
『授業の内容は基礎』なのです。現場で行われている介助方法は個人に合った最も適した介助が求められるので授業で習った基礎部分を発展させた形がとられます。
これが授業で習ったことと違うという大きな理由です。先輩介護士が基礎からずれた違いの場合は単純に誤っている可能性があります。
その誤った介助技法や知識を直接指摘することも悪くはありませんが社会人なら無駄な争いは避け、上司に事故のリスクがあると報告し後は上司に対応していただきましょう。
入職したての青二才よりも上司からの言葉のほうがすんなり聞きうけてくれるものです。
人による介助の違い
これも良く考えればわかります。介助者の体格差によるものです。性別・身長。利き腕などなど様々な要因からやりやすい方法と言うのは確実に変化します。
例えば、ベッドの高さ一つにしても身長がある人はベッドを挙げたほうが楽ですし、身長が低い人はベッドも低いほうがやりやすいはずです。
そのような違いから指導者によって介助方法が変わる場合もあります。
しかし、根本から違う場合は利用者の担当介護士に聞くのが確実です。個人の対応で疑問に思ったら一番利用者を把握している人に情報提供を呼びかけましょう。
対応の違い
これは由々しき問題です。そもそも個人への対応が人によって変わるということは対応方法が統一化されていないということになります。
恐らく、色々な指導者につくとこれは感じざるを得ません。明らかにおかしいとかそれ危険だろ!と言うようなことはすぐに上司に報告しましょう。
そして、対応に関してもその場で本人に直接言う必要はありません。この人は間違えているから自分はこうならないというように反面教師にしましょう。
終わりに
人によって様々な方法があり、それは長年の経験と知識から導き出されたものです。
ですがもちろんそのやり方は間違っていないけど…という場面にも遭遇すると思われます。
そのような時は「この人はこういうやり方をするんだな。自分にはない考え方だな」と考え、一つの選択肢としてそういう方法もあるんだという認識を持ち、様々な方法論をもっておくことも重要です。
一面からではなく複数の面から多角的に物事を分析することを心がけましょう。