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介護施設における利用者の転倒事故への心構えとは?

新人職員の皆さま。すでに施設職員として働き始めて早半年。恐らく働いて一番怖い事は「利用者の転倒」ではないでしょうか?私はかなり怖かったです(笑)

 

ただ人間とはおかしなもので耐性が付くものです。要するに冷静に状況を見てどのような立ち回りをすればいいのかが自然と行うことが出来ます。

 

ですが、慣れるまでは時間がかかりますので、とにかくそういう時はどのようなことに留意すべきなのかを頭に入れておきましょう。

 

それが自分を守ってくれます。というわけで今回は転倒事故が起きた際に特にどのような点に注目すると良いのかをお伝えします。

 

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転倒事故の専門性

まず、始めに目の前であなたの友人がこけた時のことを想像してください。

 

きっとみなさん心配して「大丈夫か?」と声をかけ「どこぶつけた?」と聞くでしょう。そして酷い怪我なら病院にいくことを進めるか、119番に電話を掛けるかと思います。

 

利用者の転倒事故も基本はこれがベースです。

 

ですが介護は仕事ですのでこのベースに専門性を少しプラスします。

 

こう考えるとあまり難しく感じないのではありませんか?

 

私が考えるプラスすべき専門性は次の

 

  1. 事故状況の把握
  2. 身体状況の把握
  3. 他職種との連携

 

 

大きく分けてこの三つに分けられるかと思います。

 

 

 

事故状況の把握

まず、始めに転倒が起きたらその転倒した状況を冷静に見てみましょう。これが最初のうちはかなり難しいかと思われます。

 

まず、ここでいう事故状況は

 

  • 場所
  • 転倒した体勢
  • 転倒の原因

 

この三つです。

1番の場所に関しては、これは転倒した場所についての詳細です。

 

例えば、自室での転倒があった場合は、自室のベッドの横だったとするとベッドの横とは右なのか左なのかはたまた足側なのか。細かいことですがこれが後々重要になります。

 

 

次に2番の体勢ですが、これは転倒した状況です。あおむけ・うつ伏せ色々な状況が考えられますね。

 

次の3番目は転倒の原因です。

 

ソファーなどのものに足が引っかかり転倒するのと他の利用者の足や杖、車いすの一部分が引っかかった、他者とのトラブルからの転倒なのか?

 

この原因によって今後の対応が大きく変わります。

 

 

 

身体状況の把握

さて、次に身体状況の把握ですが、はっきりと外傷がわかる場合はそれを把握して伝えましょう。

 

例えば、これが切り傷などである場合は『どこの部位がどのくらいの範囲で切り傷となっているのか』を把握する必要があります。

 

というのも、1番の事故状況の把握にも共通して言えますが、自分が転倒事故の第一発見者である場合、その状況を伝えるのは自分しかいないのです。

 

その時に「わかりません」だと相手もどうアドバイスすればいいのか困惑します。

 

プレッシャーをかけるというわけではなく単純に自分自身も困ります!ですので、まず初めは見たままを伝えるということを憶えておきましょう。

 

そして慣れて肝が据わってきたらもっと相手に伝えやすい工夫が出来るようになっていきます!慣れれば大丈夫です!

 

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他職種との連携

最後の項目となりました。今までのことがすべてここに繋がります。

 

まず、他職種と言うのは、看護師や生活相談員、同じフロアにいる介護士などのことを指します。

 

それでは、どのように繋がっていくのかを説明しましょう。

 

まず、転倒が起きた時点で看護師が在中している場合は応援を要請します。

 

その際には施設内でPHSを利用しているならばそれを使用してもよし、介護士がほかにいるなら呼んできて貰うもよし。

 

とにかく、怪我の処置は看護師でなければできません。

 

そして、ここで重要なのは処置をすぐに終わらせることになります。

 

その為には事故状況や身体状況をすぐに伝えること必要です。看護師はその現場を見ていない訳ですからね。

 

また、この処置を看護師が引き受けてくれている間に、その事故状況を事故報告者として報告する場合がほとんどでしょう。

 

そのような場合、自分のもつ情報を何も知らない相手に分かりやすく伝えるということが求められます。

 

また、事故を防ぐための改善点についても求められます。

 

何も知らない相手に伝えるにはその事故状況を上手くイメージできるように書くことが求められます。

 

だから、見たことを細かく覚える必要性があるのです。一番目に例に出したベッド付近での転倒の場合は特にそうです。

 

誰から見て右なのか左なのかまで詳細に記入する必要があります。

 

これは、改善点を挙げるためにも必要で、例えばベッドの配置などの環境が原因なのか、本人の身体能力の低下によるものなのかという部分を検討する際の貴重な資料ともなります。

 

ここで、ひとつ良い方法を教えると、転倒が起こった時と全く同じ状況を再現し、写真に収めるというのが一番無難な方法です。

 

流石に利用者が転倒した状況を写真に撮るようなことは出来ないのでどのような場所・体制で転倒したのかを第一発見者がモデルとなり誰かに写真を撮ってもらいましょう。

 

そしてその写真をプリントして事故報告書に『別紙参照』と記入するだけで終わります。

 

どうしても文書だけで伝えるには限界がありますから使えるものはなんでも使うべきです。

 

最近はスマートフォンのカメラ機能もかなり高性能なものになっていますからね。

 

文明の利器は大いに活用しましょう。新人がこのようなことをすると上の人間も感化されるものです。

 

そして介護職では数少ない「評価」という形で自分に利が返ってきます。

 

 

 

最後に

ざっくりまとめると、

 

「他職種との連携をとり、利用者の安全と安心を確保するためにも事故が起こった状況を冷静に分析し、わかりやすく伝える工夫をする」ということです。

 

事故は起こって起きないでいただきたいものですがこれは避けられません。

 

自分が第一発見者とならない場合でも積極的に事故現場での先輩の立ち回りを見て、こういう動きをすると伝えやすいなという技をぜひとも見ておぼえていただきたいですね。

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