介護の仕事を離職すべき?原因から対処法を考える!
介護実習で行った時と実際介護職として働いてみたら、何となくイメージが違っていた。
ということはあるようです。資格は取ったものの、もっとアットホームな感じなのかと思ったら事務的に業務を淡々とこなす日々の連続。
どうしたら良いのか悩んでしまいます。
そこで今回は、複数の介護施設で仕事をしてきた実体験をもとに、介護職を離れようかと迷っている人にいくつかアドバイスしたいと思います。
介護のイメージ
介護のイメージはゆったりと利用者さんに合わせて仕事をするもの。と考えている人が多くいるようです。
しかし、実際は違う業務に追われて利用者との会話もままならず…といったところでしょうか。
施設実習の場合は、本格的な仕事をさせてもらえない為に時間にゆとりがあり、利用者さんと色んな話が出来て楽しいですね。
利用者さんに接しない作業もありますが、初めての施設内の仕事に心もワクワクします。
こんな職場で働きたいと思ってしまうことでしょう。この時点では、介護職を選んで正解と思う人も多いはずです。
実際の介護業務とは
さて、実際介護業務につくと現実を見ることになります。
利用者さんの一人一人の名前や特徴、病気や飲んでいる薬や部屋まで把握し、その他にも業務で覚えなければならないことは山のようにあります。
学校では教えてくれなかった専門用語も飛び交っている状態で、何を言われているのか分からない場合も多いのではないでしょうか。
しかし、何度も同じことを聞く雰囲気ではなく、メモさえ取れない忙しさです。
内心グッタリ疲れきってしまうことでしょう。
この時点で、「徐々に覚えていけば良いんだ。」と開き直れる人だと案外続くものですが、「これは無理かもしれない」と思ってしまうと、全てが無理に見えてきてしまうのもなのですね。
どんどん自信喪失に変わっていってしまいます。
そうなると、立ち直るまでにかなりの時間が掛かりますし、介護の仕事は自分に向いていないのかもしれない。とまで考えるようになります。
留まるか離職するかの選択
介護職に就いて、間もなくしないうちに留まるかあるいは辞めるかの選択肢に迫られることになるでしょう。
結構、精神的に図太い人はすんなりと溶け込んでしまうものなのですが、そのような人ばかりではありませんね。
でも、それは施設のやり方や職員の教え方が原因なので、介護職に向いていないわけではないのです。
もしかしたら、他の施設だったなら、すんなりと仕事に慣れていったかもしれません。
ですから、一箇所がダメだからといって諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
まとめ
職員に余裕があるか否か、きちんとした教育が出来るのか否かで、介護職を続けていこうと決意出来るかの岐路に立たされることを、職員は考えません。
少しでも早く覚えてもらい、独り立ちしてもらった方が自分たちにとっても負担が減るのですが、
その考える余裕もない程忙しいのか?
気が回らないのか?
のどちらかです。介護職員はどの施設でも足りていません。
でも、施設毎に対応の仕方は全然違います。ですので、その施設がご自身に合わなかったとしても諦めずに、他の施設も当たってみてはいかがでしょうか。