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ケアマネジャーって国家資格?受験の条件や資格の意味も!

「ケアマネジャー」の資格は介護保険制度のスタートに伴い平成10年に始まったケアマネジメントに関わる資格です。

 

介護福祉士や社会福祉士、精神保健福祉士は国家資格ですが、ケアマネジャー(介護支援専門員)は国家資格ではありません。「介護支援専門員証」は都道府県知事からの交付となります。

 

介護福祉士の資格を持っていない方でも、介護の仕事をすることができる「名称独占」ですが、ケアマネジャーの仕事はケアマネジャーの資格者証を持っていない人が行うことはできません。

 

ケアマネジャーの仕事は、例外となる自己作成を除いて、医師や看護師などと同様に「業務独占」となっています。

 

介護保険制度の中で高齢者の方の生活の実現のための中核の役割を担っている、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」という資格について調べてみました。

 

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ケアマネジャーの資格取得の方法

「ケアマネジャー」の資格を取得するためには、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)」に合格し、規定の「介護支援専門員実務研修」を全日程休まずに受講し、終了しなければなりません。

 

「実務研修」は平成15年度までは44時間のカリキュラムでしたが、平成16年度から87時間と大幅に研修時間が長くなりました。

 

ケアマネ試験に合格しただけでは「介護支援専門員(ケアマネジャー)」となることはできないことになります。

 

では、ケアマネ試験を受験するためにはどうすればよいのでしょうか?

 

 

 

介護支援専門員実務研修受講試験資格

ケアマネ試験を受験するためには、医師や看護師、介護福祉士、栄養士などの医療介護に関わる法定資格を取得した後、実際に実務に従事したという「実務経験」が「5年かつ900日以上」必要と定められています。

 

その他、病院や介護福祉施設などで相談援助業務(生活相談員等)に従事した場合も受験資格を得ることができます。

 

無資格でも介護等への業務に10年従事した場合も受験資格を得ることができます。

 

実務研修は従事した職場からの「証明書」が必要となります。複数の職場での累積年数になる場合、複数の職場へ照明の依頼をすることになります。

 

証明書の書式は受験申込書の中に規定されていますので、複数個所からの実務証明が必要となる場合は、コピーをして依頼します。

 

例えば、ヘルパー2級の資格を取得して、介護の実務経験を重ね、試験前日までに5年かつ900日以上を経過することになれば、ケアマネ試験の受験資格を満たしたことになり、受験することができます。

 

しかし、平成27年2月12日から受験資格が変更となりました。

 

3年間の猶予期間がありますが、前述の例に挙げた「ホームヘルパー2級の資格を持って5年以上かつ900日以上の介護の実務経験」は受験資格から除外され、平成29年からの試験を受けることができなくなります。

 

無資格での介護業務従事者や福祉事業所等での相談援助業務従事者には受験資格を得ることができなくなりました。

 

法定資格にもとづいて業務に従事した期間や介護保険法、児童福祉法、障害者福祉法に規定されている施設において生活相談員等生活相談業務に従事した期間が「5年以上かつ900日以上」の実務経験が必要となります。

 

また、介護保険制度は公的制度であり、ケアマネジャーの職務には公明正大であることが求められています。

 

そのため、受験資格は実務経験以外にも、法に抵触した者や成年被後見人などの責任能力に不安がある方には受験を禁止することが介護保険法に定められています。

 

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介護支援専門員実務研修の目的は?

「介護支援専門員実務研修」の研修内容と時間数は「介護支援専門員実務研修実施要綱」に次のように目的が定められています。

 

「介護支援専門員として必要な知識、技能を有する介護支援専門員の養成を図ることを目的とする。」

 

また「実施方法及び研修課程」の項目には次の1文が記載されています。

 

「介護支援専門員実務研修の内容は、利用者の自立支援を図るために、アセスメントの重要性を認識し、居宅サービス計画、施設サービス計画及び介護予防サービス計画の作成、サービスの利用、モニタリングの実施等のいわゆる「ケアマネジメント」の過程に沿った各段階で必要な視点や手法を修得できるものでなければならない。」

 

そして

「その他留意点」には「実務研修修了者とは、実務研修の全過程を受講した受講者とする」

との記載があります。

 

ケアマネジャーの実際の仕事は、介護保険サービスの調整だけではなく、ご利用者の心身の状態を把握し、その方の置かれた状況を判断します。

 

また、どのような支援を選択すればその方の希望する生活の実現に繋がるのか、を様々な情報を組み合わせて考えながら提案と調整を行わなければなりません。

 

介護保険の専門的な知識は当然ですが、ご利用者やご家族の気持ちに寄り添い受け止めるカウンセリングの技術も必要となります。

 

介護支援専門員実務研修では

 

 

①介護支援専門員としての倫理や役割

②介護保険制度と関連制度

③ケアマネジメント理論

④保健医療福祉の知識

⑤社会資源論

⑥介護予防マネジメント等

 

 

について理論学習と演習を行い、実践に結び付けていくことができるように専門的な知識と技術の基礎を学びます。

 

 

 

ケアマネジャーの資格は責任の重さ

ケアマネジャーの資格がなければ、ケアマネジャーの仕事はできません。

 

介護保険法にはケアマネジャーへの罰則も規定されています。

 

ケアマネジャーの仕事は法令を順守すること、公明正大であることが、求められています。

 

ケアマネジャーはご利用者が自立した生活を実現するため、介護保険サービスをその方にとって最適であると思われるように組み合わせて調整を行っています。

 

ケアマネジャーが作成したケアプランに添って介護事業者が支援を行います。

 

毎月1度自宅へ伺い、支援が適切に行われているかを確認することは介護保険法に決められています。

 

ただそれだけでは、適切にその方に合わせた支援が行われているか分からないことも多いのが実情です。

 

ですので、実際に支援に携わっている事業者へ電話し状況を聞き取ったり、通所施設へ様子を伺いに訪問して確認するなどを行ったり、適切にサービスが実施できているかどうかについて常に確認するように努めています。

 

ケアマネジャーの仕事には「きりがない」とは良く聞かれる言葉ですが、ケアプランが適切に機能しているかを常に検証して、心を砕いているのです。

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