介護職でうつ病になる原因!やる気を失った時は要注意!?
介護職員の方は「常に明るく、笑顔を絶やさず」を心がけているかと思いますが、介護職員も人間なので、その日に気分が乗らなかったり、やる気が起きないこともあります。
それでも、仕事に入れば大抵はスイッチの切り替えが出来るものです。そのうち、徐々に憂鬱さを忘れていることもあります。いつもの自分に戻っている状態ですね。
しかし、それは一時的なものかもしれません。
そのような状態が継続するのであれば、うつ状態から本当のうつ病になる前に病院へ受診し、医師の指示を仰ぐ必要があるかもしれません。
人間関係で悩みがある場合
他の会社でも同様だと思いますが、職員には癖のある人や苦手な人が必ずいるものです。
そして、介護という仕事は単独で行うこともありますが、多くはチームワークで動くのが基本です。
露骨に相手に向かって嫌いという人はいないですが、態度や言葉の端々に感じることもありますね。仕事と割り切って職場に居られるならば良いですが、精神的に強い人ばかりではありません。まして、利用者の前で口喧嘩などもってのほかです。
職員は常に笑顔で穏やかに利用者と接していなければならないのです。
仕事内容に不満がある場合
大抵の場合はローテーションで仕事を行うので、集中して入浴介助や夜勤をすることはありませんが、組む人によってはその仕事を引き受けざるを得ない事情があります。
人により、仕事のスキルも速度も異なりますので、時間が押している、新人が入るなどの理由により、ベテランが連続して同じ仕事に就くことは十分有り得ます。
また、夜勤も3人体制の所、新人の場合は熱が出ると休んでしまいます。
確かに熱があるのに出勤を強要するのは酷な話なのですが、代わりの人がいない場合が多いので、いつもは3人で対応するところを2人体制で対応することになります。
また、夜勤明けにも関わらず、日勤の遅刻者がいる場合も仕事を延長することもあります。
夜勤が16時間勤務なので、プラス3時間はいることになります。
このような事が続くといい加減、嫌になりますし、やってられないという気持ちになっても不思議ではないでしょう。
真面目な人とうつ症状
このような状態が続いているにも関わらず、どうしても断れない人はいます。
そういう人は、普段の性格は明るく・穏やかで・人を楽しませたり・和ませる努力家で、非常に生真面目な人です。
他の人が気づかない所も視野に入ってしまい、どうしても放置したままには出来ない人が多いのも特徴です。
そのような人に限って、エネルギーを使い果たしてしまうと「うつ病」になってしまいます。口数が少なくなり、心ここにあらず、集中力に欠け、無理に人と接している。
他の人から見たら余りわかりませんが、自分の心の中では葛藤の連続です。非常に苦しい状態です。
まとめ
そもそも「うつ病」とは、他人には分からない病気です。自分でもいつからそのような状態になったのかは明確に言える人は少ないでしょう。
しかし、そのような状態で介護職を長く続けるのは、実際に介護職を経験した立場から考えると正直難しいと思います。
「うつ病」は早く治る人もいれば、十数年と治らない人もいます。職場も他の怪我や病気の時と対応の仕方が異なってきます。
うつ病の診断を受けた場合は、職場の上司に報告して今後の予定について相談してみましょう。