介護福祉士の求人!学生の就職先となる施設選びの秘訣とは?
介護福祉士をめざしている学生の皆さん。恐らく様々なことを思いながら就職活動に励んでいることでしょう。
しかし、その中に「まぁ適当に決めようかどうせ沢山求人あるし」と思っている人はいませんか?それ危険です。
また、どのようなところがいいのかわらないという方。
今回は自分に見合った施設を選ぶためにはどうすればいいのか?これをご紹介いたします。
就職活動は情報戦
就職活動は求人を探すところから始まっています。休みや給料、福利厚生。色々な情報が載っています。
しかし、求人票からではわからないことがとても多いです。
就活というのは情報戦で、情報を多く手に入れた人間から有利に就活を進められるでしょう。
ではどのような情報を探すのがいいのでしょうか?
最強の情報収集
介護における就職活動を有利に楽に進めるためには、次の二つの情報を得ると良いかと思われます。
- 施設のサイトから広報誌を見る
- 施設にアポを取って見学をさせて頂く
この二つは最強です(笑)
まず一つ目。広報誌というのは大抵の施設が発行しています。
大抵は施設内で行われるイベントなどについての記事が多いのですが、そのうち特に注目したいのは地域交流が図られているイベントがあるかどうかというところです。
何故「地域交流」という言葉に注目するかというと、施設というのは基本的に孤立していて閉鎖的であるというイメージが非常に強いです。
施設を新しく建設すると周囲の住民から反対の声が出ることもありますからね。
正直こういう裏事情もあるんです。
なので、地域の人々と手を取り合い、より良い施設として『地域に根付いた風通しの良い介護施設』を目指す施設というのは、施設内の職員教育や協力体制を徹底しているところが非常に多いです。
このような場所は職員の質も良いことが多いでしょう。
施設見学三つのポイント
そして2つ目。これかなり重要です。実際に現場を見るのは非常に参考になります。
恐らく、利用者の表情や雰囲気というのは言わずもがな、説明するまでもなく自然と目がいくでしょう。
なので、特に観察すると自分の為になる点をお伝えします。
- 職員同士の会話
- ご家族、地域住民からのクレームや質問に対しての返答が掲示している
- 施設の匂い
さて、1番から解説していきましょう。これは雑談でも構いません。
職員同士が会話もせず黙々と仕事をしているとしたらそれはもう気味の悪い光景です。
雑談の一つ出来るくらいの余裕を持って楽しく仕事を出来ている職場はおそらく自分も楽しく仕事に励むことが出来るでしょう。
また、介護士と看護師やケースワーカーなど他職種間の会話があるかどうかは特に重要です。
色々な職種の人間が情報を共有して利用者の支援をするわけですから、他職種の人同士が廊下ですれ違った時に挨拶や雑談の一つもないような施設はご遠慮願いたいですね。
次に2番。施設で働いていると質問やクレーム等は日常茶飯事です。
これに対してのアプローチが掲示物として誰でも見ることが出来るようになっているというのは、適切なクレーム処理が出来ていることをアピールしている。
つまり、それだけ優秀な人材がいるということにも繋がります。
更に悪い部分を指摘されたことを公表するということは様々な意見を喜んで受容し、施設の発展につなげていきます。
という意思表示も同時に行っているのです。このようなことが出来る施設は非常に好感が持てます。
そして最後に匂いです。冗談でなく真面目です(笑)
匂いって非常に重要です。施設に入って消毒液の匂いがしたら「病院かよ…」って思いませんか?糞尿の匂いがしたら不愉快な気分になるでしょう?
逆にフルーティーないい匂いだと気分がいいですよね!アロマキャンドルやお香など匂いから気分を変えるグッズがあることからも分かるように匂いは気持ちを左右するんです。
施設というのは、特養・老健ともに利用者の生活の場なのです。生活をする場所の匂いに配慮出来ないというのはどうかと思います。
以上三点が重傷なポイントですね。この点を抑えて見学に行くとより面接先のことがわかるかもしれません。
最後に
前項にも記載しましたが、施設は生活の場なのです。
自分の常識的範疇で考え、異常だと感じたらそこは避けてもいいと思います。
施設の中での常識は周りから見ると非常識なことが多いのですが働いていると気づかないのです。
だからこそ、見学に行った際に「何故こうしているのか」と疑問に思ったことは何でも質問していいでしょう。
見学という短時間の中で質問することで名前や顔を覚えてもらうというのもよい方法だと思います。
現在、介護福祉士は非常に人材が枯渇しています。しかし逆を言うと自分に意欲さえあれば選び放題なのです。
ですから様々な情報を手に入れ、よりよい条件で働くことのできる環境を自分で手に入れ質の高い介護福祉士として活躍していただきたいですね。