介護職のギャップとうつ(鬱)!自信喪失したら転職すべき?
ヘルパーの資格を持っていない人、資格を持っているが初めて介護職に就く人、ベテランだからと1日限りの引継ぎで終わってしまう職場。
または、養成所や学校で教えてもらっている事が役に立たず、実際とのギャップを感じ向いてないのかもしれないと悩む人。それぞれ、実際の現場に入った時に戸惑うことは多い事でしょう。
そして、そういった方の中には、「自分は介護職に向いていないのでは?」と転職を考えている人もいるかと思います。
離職を決める前に出来ることは試してみましょう。また、離職しても異なる施設で介護職を続ける方法などについて、アドバイスしたいと思います。
学校や養成所と実際は違う
介護の現場は早番・日勤・遅番・(準夜勤)夜勤と4交代若しくは5交代制となっています。
その施設で一日の仕事は、それぞれの時間帯に出勤してくる当番により異なります。
その施設のやり方があり、学校や養成所で教えてもらったことが役に立たないことは、よくあることです。
学校や養成所は単なる資格取得と現場の雰囲気を何となく実習で感じ取るという程度と考えたほうが良いでしょう。
自信喪失によるうつ状態
職員はローテーションにより業務に当たります。初めて介護職に就く人は最低でも1週間は職員と共に仕事を行うはずです。
また、どの程度の介護技術があるのかを見極める必要性があるので、移動や移乗の際には半分見守るという形を取るはずです。しかし、介護職員は実際足りていない施設の方が圧倒的に多く、丁寧に教えることが出来ません。
人に教えながら仕事を行うと通常の倍の時間が掛かってしまいます。ですから、ある程度、出来ることは指示をして、指導職員はどこかに行ってしまうことが多いはずです。
また、職員により介護の仕方が違うこともあります。というのも、最初は基本から入りますが、作業効率を上げるために個々に工夫して自分のやり方が出来てしまっているからです。
ですから、他の人に教えてもらったやり方をすると注意をされたりするのです。でも、初めての人には厳しいと思いますし、その人が悪いわけではありませんが、自信を失いうつ状態になってしまう人も中にはいると思います。
うつ状態と決め付けて、離職を決断する前に
最初のうちは嫌な思いを沢山することでしょう。間違いを正されたり、やり方を注意されたりと色々とあると思います。
しかし、それは一人前になるまでの辛抱です。一日の行う業務の内容を時間帯でしましたものを「タイムテープル」と言いますが、その流れが解り、一人でも対応できると判断されれば、教育からは解放されます。
それまで我慢が出来るかどうかが問題です。確かに、実際とのギャップがあり過ぎてやめてしまう職員も中にはいます。どちらを選択するか最終的には自分自身なので、上記についてよく考えてから決めましょう。
まとめ
現在の高齢者施設は本当に人が足りていなくて、時間に追われて職員もピリピリしている場面も多々あります。
もし、介護職を続けたいと思っているとしたら、高齢者施設ではなく、老人専門病院に勤めた方が良いかもしれません。
というのも、高齢者施設では1対1の介護ですが、病院は常に2人1組で動きます。その点では負担が少ないので新人の方も安心感が大きいのではないでしょうか。