介護職の仕事で大丈夫?という不安を抱えている方は必見!
2015年現在、介護業界は厳しい現状にあります。
平成27年度の介護報酬改定は全体として引き下げられ施設の収入は減少、現在も慢性的な人手不足に喘いでいますが、団塊の世代が全て75歳以上になる2025年には30万人の介護職員が不足すると厚生労働省の福祉人材確保専門委員会が発表しています。
厳しい厳しいと言われている介護業界ですので、目指している方は「本当に介護の仕事でいいのだろうか?」と疑問に感じるのは当然だと思います。
労働条件に関して
安いと言われる介護職の平均給与ですが、平均約300万。勤める種別によっても開きがあります。
しかし施設によっては年収400万を提示している施設も中にはありますので、給与に関してはよく求人を調べることをおすすめします。
施設勤務では夜勤がありますので、慣れるまでは大変かと思います。平均すると月4~5回夜勤を行います。休日は100~110日が一般的です。
介護職のメリット
慢性的な人手不足のため、常に求人が出ています。よい施設は人が辞めないので、めったに求人は出ませんが・・・。
有資格者であれば同業種内での転職は容易です。また景気に左右されないので、給与の変動は起こりませんし、倒産の恐れもありません。
一度スキルを身につけてしまえば、施設をかわっても基本的に業務は同じなので施設ごとのやり方にさえなれてしまえば、問題なく仕事が行えます。
「社会的に地位が低い」とされていますが、当然ながら介護職の激務が報道されているわけで、筆者は見下されたことはありません。
大抵は皆さん揃って「大変だねぇ」とおっしゃるぐらいです。中には「立派だね」と言ってくれる方もいらっしゃるわけで、介護経験者の方に多いです。
介護の仕事をするにあたって
まだまだ、未発達な業界であり介護保険も開始から15年ほどです。
介護福祉士も歴史がまだ浅く、介護福祉士の技量・知識も十分ではないと筆者は感じています。
未発達であるがゆえに、今後の進展にも期待できる業界でもあります。
仕事としては向き不向きがはっきりしている職業かと思われます。
「お年寄りのお世話」と簡単に言う方もいらっしゃいますが、専門的知識は必須です。
コミュニケーション能力、冷静な判断力、忍耐力、機転が利くなど頭の回転が速い、そして体力がないと勤まりません、そして思いやりをもってケアができる人。
スキルに関しては仕事をすれば、嫌でも身につきます。大事なのは仕事に対する向上心と探究心だとおもいます。
20年30年勤めた方でも「まだまだ」とおっしゃいます。それだけ介護も奥が深いと言うことでしょうか。
まとめ
大変な仕事ですが有意義な仕事です。社会的にも必要とされている職業ですから、これから何かしらの改善が予想されます。
辛い分楽しいこともあるわけで、経験しないと分からないと思います。
介護福祉士・介護職として働くなら、勤めるところはよくよく吟味してください。
様々な職種、色んな人とともにケアをするので、いい職場を探してください。
いい人達を見つけてください。そうすればいいケアもできます、仕事も楽しくなります。
ご利用者をただの老人としてみないで下さい、必死に働き、必死に生きて、子供を育てて、そしておばあちゃん、おじいちゃんになったのです、それを忘れないで下さい。
そしていい部分を引き出して下さい。それが介護の仕事です。