介護レクリエーションは工作で充実させよう!秘訣は達成感にあり?
人によっては長期戦となる介護生活において、ご本人にとっても楽しみとなるレクリエーションはとても重要なことだと思います。
レクリエーションを通じてご本人と家族の仲を深めることもできますし、何よりご本人の笑顔を見られるイベントのひとつなのではないでしょうか。
レクリエーションには様々なものがありますが、私の経験談も交えながら工作にスポットを当ててお話ししようと思います。
後半ではお勧めのレクについて、動画で紹介しますのでこうご期待ください!
フルーチェ作り
工作と言ってよいのかわかりませんが、フルーチェ作りは祖母に好評なレクリエーションのひとつです。
祖母は元々料理が好きだったのですが、足が不自由になってからは台所に立つことができていません。
そこで、少しでも料理をしている感覚を楽しんでもらいたくて始めたものです。
フルーチェは牛乳と混ぜるだけでできるため簡単に短時間でできますし、牛乳が苦手な方でもこの方法だとおいしく摂取できるのではないかと思います。
ポイントは、ご本人にも参加してもらうことです。
たとえば牛乳をボールに入れる、フルーチェを混ぜる。「一緒に作った」ということを実感してもらうことで、完成した喜びを味わえますし、ますますおいしく食べられるのではないでしょうか。
スタンプで作品づくり
手先が不自由でない方は絵を描いたり裁縫をしたりということができるかもしれませんが、手先が不自由な方でも画用紙に絵を描くことができます。
それがスタンプです。スタンプを軽く握る力さえあれば、あとは好きに押すだけで作品をつくることができます。
私はエポンテの「カラ―スタンプ」「カタチスタンプ」を購入しました。これは幼児用なのですが、持ちやすく押しやすいので、手を使いにくい方でも良いリハビリになるのではないかと思います。
らくがき帳のような大きな画用紙に、一緒にスタンプを押して作品を完成させ、日付を書いて残しておきます。
そうすることで達成感も味わえますし、作品を残しておくことで「作る楽しみ」を実感として味わってもらえるのではないでしょうか。
大きい折り紙を折りましょう
折り紙は指先を使うので、認知症の予防・進行の食い止めに役立ちます。
もちろん普通の大きさの折り紙でもいいのですが、目が見えにくい方・手先が不自由で細かい作業が得意ではない方にも楽しんでいただける大きい折り紙をオススメします。
私はABCクラフトで購入しました。大きい折り紙の利点は、ただ折って作品を作るだけではなく、それでさらに遊べる点です。
たとえば大きい折り紙でカブトを折ると、そのカブトをかぶって遊べますよね。財布を折れば、買い物ごっこをして遊ぶこともできます。
一度で二度楽しめる折り紙作りは、レクリエーションの幅を広げるのにもってこいなのではないでしょうか。
介護レクのおすすめ動画を一挙紹介!
ここで介護レクリエーションのおすすめ動画をご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
介護レクリエーションの工作で楽しみながら達成感を
工作がもたらす一番大きなパワーは「達成感を味わえること」と「何かを作る楽しみを味わえること」なのではないかと思います。
この二つは、生きる楽しみにも繋がるのではないでしょうか。また工作をする時には、必ず脳を使います。
指先を使って脳を働かせることで、認知症の予防・進行の食い止めにも役立つのではないかと私は考えています。
工作をするというレクリエーションで、楽しみながら脳を活性化させていきましょう。