介護の疲れを上手く解消するには?3つの解消方法を伝授!
介護というものは、終わりの見えない長いものです。人によっては、途方もない年月を家族の介護に費やさなければならない場合もあるでしょう。
そんな長期戦である介護に携わっていると、少しずつ、しかし確実に疲れは溜まってきます。
疲れが溜まりきってしまうと、介護うつになることも少なくありません。
そうならないためにも、どのようにして介護の疲れを解消すればいいのか、私の体験をもとにお話ししたいと思います。
音楽を聴きましょう
趣味が音楽鑑賞という方もいらっしゃるかと思いますが、そうでない方にもオススメなのが、いわゆる音楽療法に近い方法です。好きな歌手やジャンルがなければ、よく癒しコーナーに売っているヒーリング系の音楽でもかまいません。
波の音や川のせせらぎなど、リラックス効果があるCDはたくさんあります。私はロックが好きで、よくLUNA SEAや黒夢を聴いて気分転換をしています。高齢者の方が歌を歌うと元気になるように、音楽はとても大きなパワーを持っています。
イヤホンで聴くと家族が自分を呼ぶ声が聞こえないかもしれないので、その場合は小さなスピーカーを買うことをオススメします。介護の合間に一曲だけでも聴くと、きっとリフレッシュできると思います。
同じ境遇の人と状況を共有しましょう
介護をしていく上で精神的に必要になってくるものは、「共感」ではないかと私は思います。
同じような状況の人と近況を報告しあうことで、「自分だけじゃないんだ」と安心できますし、コミュニケーションを取ることでリフレッシュ効果も期待できます。
介護に携わっている同世代の友人がいれば実際に会って話すこともできますが、そういう友人がいない場合でも、今はネットがあります。たとえば『安心介護』というサイトでは、介護をしている方たちが日々の出来事や介護に関する質問などを投稿されており、それに対してコメントをすることもできます。
「一人ではない」と思える環境を作ることが、介護疲れを癒してくれるのではないでしょうか。
思い切って外に出てみましょう
特に在宅介護の場合、家にこもってずっと介護をすることになります。
この生活を続けていると間違いなく煮詰まってきますし、イライラがつのってどうしても家族に当たってしまい、お互いがしんどくなるという悪循環に陥ってしまうでしょう。
そこで、思い切って外に出てみるのです。自分のための買い物でも、映画鑑賞でも、何でもかまいません。
私は在宅介護時代、訪問介護の方がいらっしゃっている間に、近くの繁華街で買い物をしたりしていました。
「介護をせずに自分だけが楽しむなんて…」と罪悪感に駆られる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは自分のためであり、同時に家族のためでもあるのです。
お互いがより良い関係でいられるために、外に出るというリフレッシュは大切です。その間はデイサービスや訪問介護に来てもらうなどをして、思いっきり羽を伸ばしましょう。
うまく息抜きをして介護疲れを解消しましょう
最初に書いたように、介護は長期戦です。疲れを溜めこんで自分がしんどくなってしまっては、家族のためにもなりません。
最初は自分がリフレッシュをすることに気負いがあったりするかもしれませんが、一回やってみると上手い息抜きの方法を見つけられると思いますので、ぜひとも実践してみてください。
あなたなりのリフレッシュ方法を探して、あまり気負わず、介護に向き合ってほしいと思います。